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宮城道雄記念館

筝曲の演奏家であり、「春の海」をはじめ、多数の名曲の作曲家として知られた、宮城道雄。彼が、昭和5年から同20年までの後半生を送ったゆかりの地。明治27年、神戸に生まれた。8歳のとき失明を宣告されたことにより、二代中島検校に入門して生田流筝曲を学びました。多くの不幸や苦難を乗り越えて修行に励み、大正元年、検校となり、同6年に上京。邦楽と洋楽との融合をはかって「新日本音楽」の代表者として活躍しました。

昭和12年には東京音楽学校教授となるなど、演奏、作曲、教育の各方面に多くの業績を残しました。昭和31年、事故死したが、彼の偉業を記念し、筝曲を中心とする日本音楽の研究と普及をはかるため、同53年、有志によって「宮城道雄記念館」が建てられました。音楽家の記念館としては、日本で最初のものです。