この地は、室町初期に上野国(群馬県)の大胡(のち牛込)氏が築いた牛込城の跡といわれ、光照寺は正保2年(1645年)に神田から移転してきました。付近は、見晴らしの良い高台で、江戸湾に出入りする船が望見できたと伝えられています。
光照寺は、出羽(山形県)松山藩主酒井家の江戸における菩提寺であったため、初代忠恒をはじめ歴代藩主一族の墓が並び、大名家の威勢をしのばせています。
境内には、区登録文化財の『諸国旅人供養碑』があります。これは、神田松永町の旅籠屋紀伊国屋の店主利八が、文政8年(1825年)、旅先で死亡した人々の菩提をとむらうために建てたものです。信濃、奥州、越後など、諸国からの旅人の名が記されています。
郵便番号 | 〒162-0828 |
住所 | 東京都新宿区袋町15 |
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