国指定重要文化財である『学習院旧正門』は、明治10年当時、神田錦町にあった華族学校(現学習院)の正門として建てられたものです。明治19年に同校舎が焼失したあと、鐘ヶ淵紡績株式会社の手に渡りましたが、昭和3年に目白の学習院本院に戻り、さらに第二次大戦の後、女子学習院が移転してきたため昭和24年に現在地に移されました。
門は鋳鉄製で、左右に脇柱と袖塀をもち、本柱と本柱の間は5.54メートル、本柱と脇柱の間は1.7メートルと規模の大きなものです。
本柱と脇柱は方柱で、透かしの唐草紋様が目を引きます。扉は、洋風鉄扉の形式をとっていますが、唐草紋様や蕨手紋様を主体とし、日本調の意匠としています。
郵便番号 | 〒162-0052 |
住所 | 東京都新宿区戸山3-20-1 |
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