浄土宗の寺院。寺の入り口から境内に入ってすぐ左手に、立派な板碑型の『庚申塔』が残されています。これは、区指定有形民俗文化財とされています。延宝4年(1676年)に建てられたもので、区内でも比較的古いものです。塔の端には、「武州湯原郡牛込馬場下町」としるされています。「湯原郡」とは、「荏原郡」のことだろうとされており、隣の誓閑寺の『梵鐘』はこの『庚申塔』から6年後につくられたことが確認でき、これにも「荏原郡」と記されており、すでに豊島郡になっていたこの地もまた、旧郡名の「荏原郡」とよばれていたことがわかります。
『庚申塔』特有の青面金剛神の姿は表現されていませんが、日月・三猿・二鶏が刻まれています。
郵便番号 | 〒162-0044 |
住所 | 東京都新宿区喜久井町46 |
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