もとは、新宿西口の「新宿エルタワービル」付近にありましたが、現在は蓋をされて、同ビル西南隅の植栽にモニュメントが建てられています。
この井戸が『策の井』といわれるゆえんは、徳川家康が鷹狩りの帰途、汚れた「策」を洗ったという伝承によります(『江戸砂子』より)。家康は、晩年は駿府へと隠退し、「大御所」と称されていましたが、年に何度かは江戸城に滞在して将軍秀忠に進言していました。江戸城にいるときは頻繁に鷹狩りに出ていたため、このような伝承も根拠のある言い伝えといえるでしょう。
『策の井』は、四谷の松平摂津守の下屋敷の庭内にあり、「名井」・「名湧水」との噂を聞きつけた家康がわざわざ立ち寄ったともいわれています。
郵便番号 | 〒160-0023 |
住所 | 東京都新宿区西新宿1-6-1 |
最寄駅・アクセス |
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