歌舞伎町の稲荷鬼王神社では4月18日(火)からさくら草開花終了時期まで、鎮花祭が行われています。
大神様に奉納された幻と言われた日本さくら草をぜひご覧ください!
(「千年前の川を渡る馬」幕も展示中です)
鎮花祭(はなしずめのまつり)は、桜の花の散るころに疫病が流行った事から、植木職の方々が稲荷鬼王神社の大神様に、「桜は散ってもまだ花は咲いていますよ」とツツジやさくら草をお見せして大神様に奉じ、ご神力で疫病の流行を鎮めようとしたのが始まりといわれています。
桜は散っても、別の形の草花として復活するという、復活と復興の祭でもある鎮花祭は続けられてきましたが、いつの頃からか大神様に花々を奉納展覧される植木職の方がいなくなり、さくら草を見ることができなくなっていました。
昭和40年代、稲荷鬼王神社の先代宮司が、自身でさくら草を社務所ビルの屋上で育て、その鉢をご本殿前に並べ、現在に至っています。これらのさくら草は園芸のさくら草で、江戸時代の園芸技術で育った花々です。これらのさくら草は明治期に一度途絶えそうになり、幻と言われたものです。
期間中、稲荷鬼王神社屋上にて育てられたさくら草が、毎日入れ替え、展示されています。
2023年4月18日 ~ さくら草開花終了時期まで
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