越路吹雪(1924-1980)は、戦後の宝塚歌劇団で主演男役となり、退団後もミュージカル『アプローズ』や『結婚物語』、ストレートプレイ『古風なコメディ』、映画などに出演。またシャンソン歌手として、日本中から愛されました。
一方で、幼少期よりファッションに興味を持ち、宝塚時代には“ベストドレッサー”と称され、中原淳一が手がけた雑誌『それいゆ』や『ひまわり』にも登場し、服へのこだわりを語っています。
1953年の初のフランス旅行以来、パリの舞台とファッションに刺激を受けてきた越路。
後年の「ロングリサイタル」では 、イヴ・サンローランのオートクチュールドレスを着こなす等、衣装へのこだわりは人々の憧れとなり、彼女自身の舞台に一層の輝きを与えました。
越路の生誕 100 年を記念する、今回の「生誕100年 越路吹雪衣装展」では、舞台衣装を中心に、アクセサリー、プログラム、ポスター、写真、雑誌などが展示されます。越路の軌跡とともに、彼女のスタイルへのこだわりや美意識をぜひ感じてみてください。
(左)「ロングリサイタル」着用 1969年 イヴ・サンローラン
(中)「リサイタル」着用 1970年 イヴ・サンローラン
(右)「ロングリサイタル」着用 1971年 イヴ・サンローラン
(左)舞台用靴
(中)舞台用イヤリング
(右)舞台用指輪
2024年 4 月 25 日(木)〜2024 年 8 月 4 日(日)
会期中の休館日:5月3日(金・祝)~6日(月・振休)、5月29(水)、6月5日(水)、19日(水)、7月3日(水)、17 日(水)
開館時間:10:00〜17:00(火・金曜日は 19:00 まで)
無料
早稲田大学演劇博物館 2 階 企画展示室
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