「2025 年新収蔵品展」では、近年新たに加わった収蔵品から精選した資料などが前期、後期に分けて広く紹介されます。
古典芸能からは、19世紀上方の人気役者、三代目中村歌右衛門を描いた肉筆浮世絵、昭和の地唄舞の華、武原はん自筆の書などを展示。
(左)三代目中村歌右衛門賛浅山芦国画『けいせい繁夜話』
(右)武原はん筆書
近現代の演劇からは、舞台に関わる多様な資料を展示。幅広いジャンルで時代を牽引した舞台美術家、朝倉摂の舞台デザイン原画や、昭和から平成にかけて広く愛された大女優、森光子の衣装。新国劇からテレビや映画の世界に羽ばたいた俳優、緒形拳の衣装や行李。商業演劇の大作家、北條秀司のスクラップブックや屏風仕立ての絵看板などが展示されます。
(左)朝倉摂舞台デザイン原画 「スーパー歌舞伎ヤマトタケル」
(右)森光子旧蔵衣装
(左)緒形拳「白野弁十郎」舞台衣装、新国劇時代の行季
(右)北條秀司自作絵看板屏風、スクラップブック
越路吹雪が描かれた看板は、ファンの方が長らく愛蔵してこられたものです。1960年代の歌舞伎海外公演の貴重なアルバム、19世紀オペラの台本・楽譜、文化大革命以前の中国の芸能・映画資料など、海外に関わる資料も数多くあります。
スターの面影や名場面がよみがえるような、資料で見る多彩な演劇の世界をお楽しみください。
(左)越路吹雪公演の看板
(右)1960年歌舞伎アメリカ公演パンフレット
(左)ヴェルディ、プッチーニ、モーツァルト、ワーグナーのオペラ台本・楽譜
(右)中国芸能映画資料
(左)「雪之丞変化」映画初公開時ポスター 1935年
(右)倉林誠一郎旧蔵新劇関連ポスター
前期:2025年3月24日(月)~4月27日(日)
後期:2025年5月12日(月)~8月3日(日)
会期中の休館日:4月2日(水)、16日(水)、5月28日(水)、6月4日(水)、18日(水)、7月2日(水)、16日(水)
※4月28日(月)- 5月11日(日)は展示替えの為、閉室となります
※日程は都合により変更する場合がありますので、最新情報は早稲田大学演劇博物館ホームページをご確認ください。
10:00〜17:00(火・金曜日は 19:00 まで)
無料
早稲田大学演劇博物館 1階 特別展示室
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
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早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
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