一般社団法人新宿観光振興協会は、2019年に制作した新宿を象徴する新たな紋(マーク)として「新宿小寄紋」を活用した新宿PRを展開していきます。
【基本紋】
【展開1】
【展開2】
ⒸASAO TOKOLO
「新宿小寄紋」のデザインは、「繋げる事」をテーマに、単純な幾何学原理に基づき定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作などを行っている美術家の野老朝雄(ところ・あさお)氏によるもので、紙を細く裂いたものを寄り合わせて紐にする「紙縒(こより)」のように「寄り合い、力をつなげる紋を目指した」といいます。人と人との結びつきをテーマにした紋を展開することで日本人だけでなく、訪日外国人の方々にも新宿の持つ「多様性」を表現し、伝えていくデザインとなっています。今後は、「新宿小寄紋」を活用した新宿オリジナルグッズによるキャンペーンなどを実施し、多くの方々に訪れていただくよう新宿の魅力を広く発信していきます。
野老朝雄 ASAO TOKOLO / 美術家
1969年新宿生まれ。幼少時より建築を学び、江頭慎に師事。2001年9月11日より「繋げる事」をテーマに紋様の制作を始め、美術、建築、デザインの境界領域で活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいて定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計 /制作も行なっている。
主な作品に、東京 2020 オリンピック・パラリンピックエンブレム、大名古屋ビルヂング下層部ファサードガラスパターン、大手町パークビルディングのための屋外彫刻作品などがある。2016年~東京大学工学部非常勤講師、2018年~東京大学教養学部非常勤講師。