浄土宗の寺院で、正式には『明了山正受院願光寺』といい、文禄3年(1594年)に創建されました。 『奪衣婆像』は、三途の川のほとりで死者の衣類をはぎ取る恐ろしい老婆の姿です。旗本・高力氏が妻の像を作らせたところ、あまりにも恐ろしい姿に出来上がってしまったので、正受院に納めたという伝説もあります。元禄14年(1701年)かそれ以前に安置されたといわれています。咳どめの霊験があるとなどとして庶民の信仰を集め、嘉永2年春には参詣客が絶えない流行神と称されました。
ほかにも、毎年2月8日に盛大に「針供養」が行なわれる『針塚』や、戦後一時アメリカに持ち去られ、昭和37年に返還された『平和の鐘』などがあります。
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