江戸時代後期の歌舞伎脚本作者、四代目鶴屋南北が書いた『東海道四谷怪談』で有名な民谷伊右衛門の妻・お岩をまつったお岩稲荷神社の旧地で、東京都指定旧跡です。
物語は、四谷左門町の浪人・伊右衛門が不義をしたうえにお岩を毒殺し、その亡霊に報復されるという話。文政8年(1825年)、江戸浅草の中村座で上演し、大当たりしました。これは物語であり、幕府の御家人・田宮又左衛門の娘お岩は、養子伊左衛門の貞淑な妻で、代々家に伝わる稲荷を信仰していました。このお岩にあやかろうと、お岩稲荷の信仰が盛んになったといわれています。
明治5年頃、『田宮稲荷』と改められ、現在は飛地境内社としてお岩稲荷の旧地を守っています。
郵便番号 | 〒160-0017 |
住所 | 東京都新宿区左門町17 |
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