坂名の由来については諸説あり、江戸時代中期にはすでに坂の由来は不明になっていました。市谷八幡の祭礼でみこしがここで神楽を奏するため、または、若宮八幡の神楽が坂まで聞こえてくるため、さらに赤城明神の神楽堂があったため、などさまざま。
明治28年、甲武鉄道牛込停車場の開設をきっかけに、坂の付近は商店街や住宅地として急速に発展。明治時代後期には牛込区第一の繁華街となりました。大正から昭和の初期にかけて新しい東京の盛り場として賑わい、「山の手銀座」と呼ばれました。とくに善国寺毘沙門天の縁日は人気を集めました。当時神楽坂は、硯友社や早稲田派の文人らが集い、活動する場であり、早稲田大学の学生らの町でもありました。
郵便番号 | 〒162-0825 |
住所 | 東京都新宿区神楽坂周辺 |